波長変換ファイバー(プラスチック製光ファイバー)
波長変換ファイバー(WLS)は、光を吸収して別の波長で再発光し、受光効率を高めるためのファイバーです。本ページでは、ラインナップ(吸収/発光ピーク、減衰長)とスペクトルデータを掲載しています。
機能・特長
波長変換ファイバー(WLS)は、光を吸収してより長波長の光として再発光し、受光効率や導光距離の向上に役立つプラスチック製光ファイバーです。蛍光剤入りポリスチレン樹脂のコアと、メタクリル系樹脂クラッドからなる多層構造で、シンチレータなどの発光を効率よく検出系へ導きます。
波長変換
受光効率
導光距離
ラインアップ(銘柄毎の特性値)
比較のポイント:吸収ピーク(取り込み)/発光ピーク(受光素子との相性)/減衰長(導光距離の目安)
| Description | Emission | Absorption Peak [nm] | Att.Leng.[m] | Characteristics | |
| Color | Peak [nm] | ||||
| B-2(200) | blue | 473 | 375 | >3.5 | UV to Blue Shifter |
| B-3(200) | blue | 450 | 351 | >4.0 | |
| Y-8(100) | green | 511 | 455 | >3.0 | Blue to Green Shifter |
| Y-11(200) | green | 476 | 430 | >3.5 | |
| O-2(100) | orange | 550 | 535 | >1.5 | Green to Orange Shifter |
| R-3(100) | red | 610 | 577 | >2.0 | Green to Red Shifter |
| YS-1 | green | 454 | 395 | >3.5 | |
| YS-2 | green | 474 | 422 | >3.5 | |
| YS-4 | green | 470 | 420 | >3.0 | |
| YS-6 | green | 462 | 414 | >3.0 | |
※掲載データは比較検討用の代表値です。測定条件により値は変動します。保証値ではありません。
※掲載データ:1mmφ、マルチクラッド、Non-Sタイプの測定値
Fermilab Nova
波長変換ファイバーは、アメリカのフェルミ研究所で行われている『NOvA(Nova)実験』でも使用されています。NOvA実験は、宇宙や物質の成り立ちに関わるニュートリノの性質を解き明かすための大規模プロジェクトであり、その検出器の中で本製品の特性が重要な役割を果たしています。
発光スペクトル
※掲載データは比較検討用の代表値です。測定条件により値は変動します。保証値ではありません。
B-2 (200)
B-3 (200)
Y-8 (150)
Y-11 (200)
O-2 (100)
<R-3(100)>
YS-1
YS-2
YS-4
YS-6
技術データ(伝送損失)
※掲載データは比較検討用の代表値です。測定条件により値は変動します。保証値ではありません。
Y-7, Y-8, Y-11
B-2, B-3
O-2, R-3
減衰長の測定方法
全生産品に対し、3mファイバーサンプルを用いて減衰長を定期的に測定しています。
図中の減衰曲線(例)は、極めて近距離を除き単一指数関数式 I(x)=IDexp(-x/ג) で近似されます。減衰長 ג は x=100cm から x=300cm の間のデータを用いて算出されます。