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サステナビリティ‐シート

アクリル樹脂板(PMMA)のサステナビリティへの取り組みは既に始まっています。リサイクル適性の高さを活かし、様々なアプローチでチャレンジしています。

アクリルの“意外な”リサイクル力 実は何度でも生まれ変われる――アクリル樹脂の循環性

アクリル樹脂(PMMA)は、透明性や耐候性といった優れた特性を持ちながら、リサイクル適性の高い素材です。
クラレはこの特性を活かし、マテリアルリサイクルを推進しています。
アクリルの循環利用には大きく2つの方法があります。

図:マテリアルリサイクルとケミカルリサイクル

アクリルリサイクルの種類とメリット/デメリット

マテリアルリサイクル:端材や廃材を破砕し、再びシートやペレットとして利用

(メリット) 低コストでCO₂削減効果大
(デメリット) 熱履歴による物性劣化、用途限定

ケミカルリサイクル:モノマーに戻して再重合

(メリット) バージン材に近い品質を再現可能
(デメリット) エネルギーコスト大、技術・設備投資が必要、量産化はまだ課題

クラレは現実的かつ効果の大きいマテリアルリサイクルを主軸としつつ、ケミカルリサイクルの可能性も探っています。

端材が“新品の板”に変わる――〈コモグラス® 〉RE

写真:〈コモグラス®〉RE

〈コモグラス® 〉REは、製造工程で発生する端材を原料の50%に再利用し、CO₂排出量を52%削減(当社比)したアクリルシートです。

リサイクル材が機能を進化させる――〈パラフォーミング® 〉MT

写真:〈パラフォーミング®〉

〈パラフォーミング® 〉MTは、複雑な形状成形や塗装レス化に対応できるアクリル複層シートです。

歩留まり改善や廃棄削減に加え、再生原料の利用を組み合わせることで、機能性とサステナビリティを両立した次世代シートとして進化しています。

大迫 敬介

メタアクリル事業部 シート販売部

「シートの製造工程では、どうしても端材が発生します。
私たちはそれを避けられないものとして捉えるのではなく、もう一度資源として活用できる仕組みづくりに取り組んできました。
その考えを形にしたのが、〈コモグラス®〉REです。
廃棄物の削減にとどまらず、新たな循環を生み出すことを目指しています。」

photo: Keisuke Osako

国内シェア60%が描く――未来のリサイクル商流網

イメージ:リサイクル

クラレは現在、工程内廃棄物ゼロ(PIR)を進めていますが、次のステージは顧客からの使用済み製品の回収(PCR)です。

その際の強みが、クラレトレーディングの商流ネットワークと、国内アクリル市場シェア約60%という圧倒的な存在感。

クラレだからこそ、社会全体を巻き込んだリサイクル商流網の構築が可能です。

多彩なリサイクル製品 × クラレの技術サポート

クラレのリサイクル製品群は、一つのアプローチにとどまりません。

〈コモグラス® 〉RE:端材から新しい板に
〈パラフォーミング® 〉MT:リサイクル材を活かした次世代シート

これら多彩な製品が循環のストーリーを支えています。

さらに、クラレは細かな技術サービスと整ったサポート体制により、製品の物性評価から成形加工支援、商流設計までを一貫して提供。

つまりクラレは「素材メーカー」にとどまらず、リサイクルの仕組みそのものを共創できるパートナーとして、持続可能な未来をお客様と共に描いていきます。

イメージ:circular economy

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